南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

是誰庵仏教談義~34>ユーモアの心

今朝は、朝早くからM工務店に電話。

我が家のトイレを和式から洋式にリフォームしたくてM工務店から見積書を取ったのだけれど、見積書に書かれてある、設備業者(M工務店の相方)の言い値で便器を購入したくないと思い、WEBで調べて、疑問点をM工務店にぶつけた訳。

その時、Mさんから「だってそれ、前に説明してあるでしょ」とチクリと言われてしまった。でも、私は「それ」を説明された覚えはない。

ただ、これはどちらが悪いという事ではなくて、プロにはプロの説明の順序があり(それと、彼は大工さんであって、便器に関する専門的知識はない)、私は私で素人だから、重点の押さえ方がちょっとずれていただけ。

私は(お客さんを大事にせいよ!)と少しムカッとしたけど、その時突然、テクナットハン禅師の<息を吸って微笑もう、息を吐いて微笑もう>を思い出して、ちょっと微笑んでみた。

自分が素人で、お客なのだから、もっとしっかり説明して欲しかったという思いと、相手も生身の人間、パーフェクトにふるまうなんて無理なのだし、自分も思慮が浅かったなという思いで、気持ちが切り替わり、電話口でにっこり笑ってしまった。

気の利いたユーモアの言葉まではでなかったですが、相手を非難するのでなくて、明るい声で「すみませ~ん、また勉強して、聞きたい事がまとまったら、改めてお電話しますねぇ♪」と言って電話を切った。

ここへ越して来て 4年、村人の中に気の合わない、嫌いな人が何人かいるが、ユーモアでもって対処できれば、心理的に楽になるね、と思った次第(私は真面目、直球型。ユーモア、即ち、心の余裕が足りないんだなぁ~苦笑)