<パオ・セヤドー問答集(仮題)>
<禅修問題与解答(パオ禅師等講述)>日本語訳
(中国語版P027)
#002-150627
問答(一)
問1-2:修行する時、禅相は必ず必要ですか?
答1-2:ある種の業処(kammaṭṭhāna)を修行する時、たとえば、安般念、十遍禅、不浄観(asubba)なら、禅相は必要です。もしこれらの業処の修行を通してジャーナに入りたいならば、修行者には必ず禅相が必要です。その他の業処、たとえば仏随念(Buddhānussati)を修行するなら、禅相は必要ありません。慈心観(mettā‐bhāvanā)を修行する時は、人間間の境界を打ち破った時、それを禅相だと言う事はできます。
(翻訳文責 Pañña-adhika sayalay)
初めてご来訪の方へ:15年1月緬甸(ミャンマー)から日本への帰路の途中、台湾に寄りました。新北市の寺院でパオ・セヤドーの著作を頂けると聞き訪問、上記<禅修問題与解答(パオ禅師等講述)>(中国語版)を入手しました。一日又は隔日、一篇を日本語に翻訳して当該ブログにて公開します(出張時除く)。「智慧の光」「如実知見」の姉妹版として、パオ・メソッドに興味のある方のご参考になれば幸いです。