自分の行いを愛す
「我愛」(利己心)は、人の理性を失わせるだけでなく、
選択の余地のない苦難に、会わせる事がある。
故に、我々は、理性と感情のバランスを保つよう努力しな
ければならない。人の偉大な所は、感情が非常に豊かだ、
と言うことではあるが、感情は理性の上に建立されなければ
ならず、理性は智慧の上に建立されなければならない。
その意味内容は、智慧が理性を支え、理性が感情をコント
ロールし、心をして常に正しい基本線(バランス点)を維持する、
という事である。
このように実践する事ができれば、あなたは一生、
道を誤る事はない。
そういうあなたを、他人がどのように評価するか、という事
は全くもって、問題にならない。(つづく)
(台湾高雄文殊講堂慧律法師著
翻訳文責Pañña-adhika sayalay)