故に、我々は猛然と覚醒しなければならない。
悟りの時がやってきた:
あなたが執着している色身(肉体)は、永遠のものではない。
あなたが執着している愛しい人は、永遠に存在するものではない。
あなたが執着しているお金もまた、永遠ではない。
では、世間において、何が我々の真実の命であろうか?
智慧こそが我々の命であり、やすらぎこそ、我々が探している
ものであり、解脱こそ我々が真に追求しなければならない
ものである。
各人は、おのおのが愛する所の金銭、名利、容姿、男女関係
について、完全には捨て去ることができないとしても、淡泊
に対応する必要がある。
ただ、我々は、子供の時から受けた学校教育において、
きわめて特殊な因縁のある場合を除き、我々を洒脱、自在、
解脱へと導く思想を教える機会は、全くと言っていいほど、
ない。(つづく)
(台湾高雄文殊講堂慧律法師著
翻訳文責Pañña-adhika sayalay)