Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵のひとやすみ~55>謡曲発表会

最近、ブログに難しい翻訳が続きましたので、一休み、

一休み(笑)。

昨日18日は、謡曲の会の発表会でした。

といっても内輪の会で、招待客とかは、いません。

私は、年末台湾にいて、練習できなかったので、発表会は

参加しないつもりでしたが、「<地>を二行だけ、皆で一緒に

謡うだけでいいので、参加して」と呼ばれて行ってみたら、

実際は「源氏供養」のワキツレ(僧侶の部下)の役。

上司の僧侶役の人と声を合わせて謡う所と、自分一人で

謡う所がある・・・「騙されたぁ」と思うものの、80に

届く老人だらけの会合で、「話が違う」「騙した」「騙さ

れた」って、抗議すればするほど、こんぐらかるだけ・・・

なので、潔くワキツレ勤めました。

今回、他の組が謡うのを聞いて、いいなぁと思ったのは「玉蔓」。

最後の追い込みで<地>が謡う所・・・心は真如の玉かずらぁ~♪

真〇苑は好きではないですが、「玉蔓」の真如、好きです。

謡曲は、古き時代の、日本人の仏教意識が知れて、

習って良かったな、と思います(謡曲は、唯識とか空とかの

思想が下敷きになっている~この世は一場の夢~悟りは夢から

覚める事~という言葉が何度も出てきますから。

まぁ、誰もそこらあたり解説しませんが。知らない人は

知らずに謡っていて、知っている人は、ことさら言うのも、

恥ずかしい、って所かもしれません)