ブッダダーサ著「生活の中の縁起」(翻訳文)ー48
[名色]
名色とは何か?
パーリ経典の中で、はっきりと、こう述べられている。
仏陀は、受、想、行、識の四蘊を「名」、「色」とは
四種類の大種色(地水火風)と24種類の所造色である、
と言った、と。
人々はこう言う「肉、血、体温、呼吸が四大で、四大に依存して
各種の特性ーー美醜、男女の特徴などが生じる(所造色)。
そして、この四大と四大所造色を合わせて「色」という、と。
名色がある時、六入が生じる(名色縁六入)。
[六入]
六入とは何か?
仏陀は、六入とは、眼、耳、鼻、舌、身体、意である、言う。
六入がある時、触が生じる(六入縁触)。
[触]
触とは何か?
仏陀は六種類あると言う。すなわち、眼、耳、鼻、舌、身体、
意の触である。触ある時、受が生じる(触縁受)。
[受]
受とは何か?
受には六種類ある。眼による触の受、耳による触の受、鼻に
よる触の受、舌による触の受、身体による触の受、意による触
の受である。受あるとき愛(渇愛)が生じる(受縁愛)。
(つづく)
(台湾香光尼僧集団翻訳グループ~タイ語→中国語
原題「生活中的縁起」中国語→日本語 Pañña-adhika sayalay)