<談事情是否是如此>は、ある種の、全く意義のない原因を持ち
出して、未来は存在するか、または未来は存在しないか、
と論ずる事。
ここで言う「存在」または「有」は永恒を意味し、「不存在」
または「無有」は、壊滅を意味する:「存在」は増長、発展で、
「不存在」は減損、破滅である;「存在」は欲楽で、「不存在」は
自己への自虐的苦行を指す。この六種類の<談事情是否是如此>
の言論を加えて、「獣語」は合計で32種類ある。
これらの獣語は、止観が未だ熟していないか、または脆弱な禅修行者
にとっては、非常に危険なものである。それは、禅修行者をして、雑念
に絡め捕られるようにさせるからである。故に、あなたは「禅の修行の
期間中、私は絶対にこのような話をしない」と決意しなければならない。
仏陀がこの32種類の獣語に触れるのは、七つの適当法(=適切な方法)
の説明をしたいためである。それは、もし、比丘の止観が未熟でまた
脆弱である時、それらを保護する為、七種類の適当法が必要になって
くるからである。
1)住居(適切な、禅修行に向く住居)
2)去処(托鉢に出向くのに適切な村、町)
3)言論(10種類の適切な言論)
4)人(善友または良き師)
5)適切な食物
6)適切な気候
7)適切な姿勢。(= )訳者。(つづく)
(<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」>(1999年版)
中国語版→日本語 翻訳文責Pañña-adhika sayalay)