ここ湯布院に引っ越して来てもうすぐ 5年。
ようやく、生活のリズムが整ってきた所でしょうか?
普段の生活は、朝夕の瞑想と、パオ・セヤドーの著書を翻訳する事を
筆頭に、庭の管理や、身心の健康を保つための水中運動を欠かさず・・・
最近は、子供の時に感動した、山田無文さんの本を、もう一度、
読み直している所です(テーラワーダと禅宗は親和性がありますから)。
庭の管理と言えば、引っ越して来てから、バラをたくさん植えました。
新しく作出されたバラは、写真を見ているとうっとりしますが、値段が
高く、そして病気に弱い。私のようなずぼらな初心者は、すでに日本に
定着して、値段も安めの苗がよろしいようです(羽衣、ポンポネッラ、
ポニカなどが、農薬なしで元気に育っています)。
湯布院は春が遅いですが、遅霜が降りなくなったら、野菜の苗を植え付
けます。<緑の指>を持たないへぼ園芸家ですから、本当はスーパーで
買った方が早いのですが、それでもトマトやキュウリに小さな実がついて、
それが段々大きくなるのを見るのは、本当にうれしいものです。
テーラワーダ(南伝仏教)の出家の比丘は、木を切ったり、作物を育てたり
してはいけない、と戒律で決まっています。
私は八戒の sayalayで、日本の田舎町に一人で住んでいて、誰も布施・供養
してくれませんから(たまにお米、金品を下さる人はいます)、少々土いじり
しても、まぁ、いいかな、という感じです。
さて、マイブームですが、作物を育てると肥料が心配になってきます(完全
無肥料農業というのも、あるにはありますが)。近所の方々の中には、
馬の堆肥を貰って来る人がいますが、私はそこまでは、なかなか。
今の私のマイブームは、野菜の皮、食べ残しなどを、フードプロセッサーに
かけて粉々にしたものを、庭に埋める事ですね。
生ごみが大きいままだと、大きな穴を掘らねばなりませんが、これなら、
チョチョイのチョイです。ミミズが増えて、バラが咲いて、野菜が獲れて、
朝晩瞑想して・・・私らしい生活ができているかな、と思います。
しかし、フードプロセッサー、こういう使い方をするとは、買った時は、
全く思いつきませんでした。偶にはイワシを買って、ツミレでも
作りますかね。