Sayalay's Dhamma book

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パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)-150

色欲の七つの小さな束縛さえも避ける彼にとって、邪淫戒を破ることは不可能であり、彼は大昔からすでに、戒を守ることによって邪淫を絶している。

在家として生まれた時、菩薩は、他人の妻に対して欲念の思いを生起させないよう、非常に注意を払い、決して気を緩めることはなかった。

話をするとき、彼は決して四種類の不適切な言い方をせず、真実の話~友人の間に平和を齎すような話、友愛の話、及び適当な時期に適切な仏法の話だけをした。

彼の心には貪欲(この貪欲とは、他人の物をむやみに欲しがることを言う)と瞋恚(この瞋恚とは、人を害したいという心)というものがなく、常に正見を信受し、衆生自業智(kammassakatañāṇa)を有していた。彼は、正法を修習する隠士に対して信心(=信頼の心)と善意を有していた。

(+ )(= )訳者。(つづく)

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<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」1999年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>