南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

是誰庵のひとやすみ~「修心与神通」翻訳開始します

パオ・セヤドーの「菩提資糧」の翻訳が終わっ

てから、「修心与神通」の翻訳を開始しようと

考えていましたが、「菩提資糧」の翻訳完了を

待たず、「菩提資糧」と並行して、「修心与

神通」の翻訳を開始します(「菩提資糧」は、

一か月ほどで終了し、その後続本としては、

パオ・セヤドーの「顕正法蔵」を翻訳する

予定です)。

「修心与神通」は、台湾の大乗在家居士の著作

です。

私はテラワーダ好き人間ですが、大乗もまた

智慧の宝庫だと思っています(若いときは、

阿弥陀念仏などは、仏陀の金口ではない、

迷信だ、と思っていたのですが、そうでも

ないようです)。

この本は、定の修行の仕方、特に初心者が

必要とする心構え、精・気・神の説明、

アーナパーナを含む十種類の念法門

(テラワーダでは念処というのでしょうか)、

その他、興味深いことが書かれています。

南伝と大乗の優劣を争うのではなくて、

お互い、それぞれの長所を学びあう時代が

来ている、と私は思います(地球は狭く

なりましたから)。

それを翻訳したからと言って、私が著者

に、100%賛成している訳ではありません。

「磚を投げて玉を引く」といい方がりますが、

どのような本も、お互い切磋琢磨するため

の他山の石(本来の意味の)とすることは

できます。

興味のある方は引き続き、

ご閲覧をお願いいたします。

Pañña-adhika Sayalay