14、弥勒菩薩は定でない境地をどのような12種類に分けたのか?
弥勒菩薩は非常に慈悲があり、《瑜伽師地論・巻13本地分》の中で、定でない範囲を非常に分かり易く説明している。
これによって、後学の者は、ことごとく、定に入らないという事はなく、かつ、外道の言う所の断滅空定を糺してもいる。
(1)五識身に出現する状態:
たとえば、我々が呪を念じるとき、阿弥陀仏を念じるとき、念じ念ずるとき、前念はすでに去り、後念はいまだ来ない、今現在引き続き念じているという、時間の流れの中で、それは不定(=定でない事)の中で変動している。
しかし、(+念ずるという行為は)持続・継続して進行していて、これは一種の現象の変化であり、生滅法であり、それをどうして、定であると言えようか?
その他に、たとえば、光が見える、とか!
光の点が爆裂するのを覚受する境地は、すべて生滅法である。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(13-2につづく)
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<陳居士「修心与神通」中国語→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>