是誰庵のひとやすみ~千里の道
先日、ふとしたことで知り合った法友に誘われて、その人のご自宅で、少々仏教の話をさせて頂きました。 私のレベルでは「法話の会」とまではいきませんので、「囲む会」ということでお願いしました。 私は子供の時から仏教が好きで、早くから経典を読んでいて、一番好きなのが、原始仏典にある「雪山童子の物語」。 なぜかと言うと、そこには、「諸行無常、諸法無我、一切皆苦、涅槃寂静」という、仏教にとって最も大切な、四法印がでてくるから。 法友のお宅でのお話は、基本的には雑談のレベルです・・・、でもまぁ、家庭を持った普通の主婦が、ミャンマーまで出かけて行って修行した話は、冒険談としても、面白く聞いて頂けたかと、思います。 修行は、思い立った日から始めて欲しいですね。「私なんかダメだ」「あの人は特別条件が揃っていたんだ」なんてのは、理由になりません。 千里の道も一歩から、です。 朝晩、10分でも20分でも、座禅・瞑想して(立禅でも、行禅でも、唸仏でもよいですから)、気づきの力を育て、自分がどこから来て、どこへ行くのかという、人生最大、最深の命題と取り組んで欲しいと思います。
アーチャン・チャーは、「忙しくて修行ができない」と言う人に、「あなたは忙しいと息をしないのですか?」と反問していたそうですよ。