南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

是誰庵のひとやすみ~五蓋とジャーナ

9月16日の、Tさん宅の仏教雑談会で「五蓋があるとジャーナに入れないですか?」という質問がありました。

私は「あっても入れます」と回答したのですが、以下の事を補足します。

「あっても入れる」というのは、普段、日常生活において、昏沈・睡眠、浮つきなどの五蓋的心理現象があっても、宿泊瞑想会、リトリートなどで、「この10日間絶対妄想しないぞ」と決意し、その通りに頑張ると、五蓋は出てこず、(条件が整えば)ジャーナに入れます。

そして、ジャーナに入る瞬間、またそれを維持している最中は、五蓋は存在しません。五蓋が現れると、ジャーナに入れないか、また、ジャーナに入っていた場合、出定してしまいます。

雑談会での回答は、<普段五蓋があっても、リトリート等の最中、期間限定で頑張って、五蓋を抑えることができれば、ジャーナに入れる>という意味で申し上げました。

以上、補足でした。