パオ・セヤドー講述「菩提資糧」(翻訳文)~210-5
我々は、郁伽居士を模範とし、布施するときは、受け取る人のレベルを、気にしないようにするべきである。
受け取る人個人に、なんらの感情をもってはならない。そして、心をサンガ全体に向けて、行っている布施が、聖潔なサンガ施であるように、実践する。
今回の短い法話を終えるにあたって、私は、霊泉禅寺の住職がこのような理想的な禅道場を提供してくれたことに感謝する;主催者の弘誓文教基金が、労苦を厭わず今回のリトリートを組織してくれたことに感謝する;今回の、このリトリートが成功するよう、協力してくれたボランティアの皆さんに感謝する;すべての禅修行者の、仏法に対する真剣さと誠意を嬉しく思う。というのも、それはリトリート全体の雰囲気を、修行しやすいものとして支えるから。
あなた方の、今回のリトリートにおいて得られた善業が、あなた方の一日も早い、至上の寂楽なる涅槃を証悟する因縁となるように。
一切の衆生が健康で楽しくあるように祈願します。(終)
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(211につづく)
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<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」1999年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>