是誰庵のひとやすみ~白菊会
今日は朝から、大分大学白菊会の総会、兼、慰霊祭に行ってきました。
私は子供の時は体が弱く、よくお医者さんの世話になりましたから、恩返しにと、随分若いときに、献体の申し込みをしておいたものです。
東京から Y盆地に引っ越してきて、すぐ大分大学白菊会に登録変更しておきましたが、その献体の組織名は、全国共通で<〇〇大学白菊会>と言います。
総会と慰霊祭のご招待は毎年受けていて、これまでは、若輩者が行っても邪魔になるだけと遠慮していたのですが、念願の出家も果たしたし、尼僧姿でなら行ってもいいような気がして、本日、勇気を出して行ってきた次第。
結論を言えば、行って正解でした。
自分もいずれはお世話になるであろう慰霊祭を、自分の目で見て、肌で感じることができてよかったです。
無宗教形式で、どの立場の人も不満を覚えぬよう、大学関係者、役員、遺族、会員、医学生の順で、今年献体された霊位と、病理解剖された霊位に対して、白い菊の花を献花するだけの典礼ですが、さっぱりとしていてよかったです。
私の尼僧姿をみて、怪訝な顔をされる人がいると、自分から「緬甸で出家した尼僧です」と、積極的に自己紹介しました。皆様、「え~~!すごい行動力!」と言ってほめて下さり、嫌味を言うような人はいませんでした(日本の仏教と南伝仏教はどう違うのかを聞いてくる方がいましたが、やはり、短時間で説明するのは、なかなか~苦笑)。
昨今は、墓じまいや何やら、お寺と檀家さんがぎくしゃくするニュースも流れますが、日本の皆様は決して仏教が嫌いなわけではない、とそんな感じがした一日でした。