南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」~択法覚支番外編

先日、読者の方から<「顕正法蔵」2-11>

の文中、択法覚支の説明の段落中に

書かれている『善き巧みな方法』とは何か?

というご質問を、頂きました。

細かく解説しますと、以下の通りです:

安般念を実践している時、息の四大の特徴、

すなわち、息の中の、地・水・火・風の

特徴を見ないで、息全体に専注する事。

息と皮膚の接触点を見ないこと(付帯的に、

微かに、知っているだけ、ならよい)。

接触点の感受(=痒い、痛いなど)を見ない事。

息が、色々な状態に変化していくのを

知っている事(知るよう努力する事)。

時には有り、時には無いような、微弱な息に

気が付いている事(気が付くよう、サティを

強める事)、などです。

                    Pañña-adhika Sayalay