Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

「南伝仏教キホンのキ」(翻訳文)2‐11+3‐1

《法句(+経)》第165偈で、以下のように言う:

”悪をなすのは、真に己自身による、

汚れることもまた、己自身による。

己自身のみが、悪を為さず、

己自身によってのみ、清浄が得られる。

清浄不清浄は、己自身により、

他人を清められるというような、

そんな人は存在しない。”(2-11 終了)

 

<3-1> 

第二章

第一節 苦聖諦

仏陀の教えは、四聖諦を基本とする。四聖諦の中の第一聖諦は、苦聖諦である。

では、苦とは何か?

ある種の人々は、仏教が苦を取り上げていると聞くと、仏教とは、苦の宗教だと思い、それは消極的で、悲観的な宗教だ、という。しかし、実際は、ここで言う所の苦は、一般の人々が言う所の苦痛の苦ではない。

それではそれはどういう意味なのであろうか?

苦、ここでは、特に生命の現象について述べているのである。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(3-2につづく)

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

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<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>