南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「南伝仏教キホンのキ」(翻訳文)3-3

第二節 生命の構成

生命・・・、仏陀の教法の中において、非常に重要な課題となっている。

仏教は、生命の構成について分析し、生命の真相について認識し、生命の本質を研究するが、その最終的な目標は、生命の諸々の苦から解脱する為である。

仏教は、生命の要素を以下の五種類に分類し、五蘊と呼ぶ:

1、色ーー物質なる身体(+または物質と身体)。

2、受ーー苦・楽の感受。

3、想ーー認識、記憶の作用。

4、行ーー意志または各種の心理作用。

5、識ーー識別、認知。

我々の、目、耳、鼻、口、躯体、四肢を備える身体を”色蘊”または”色法”と呼ぶ。色、ここでは、色彩の事を言っているのではないし、ましては色香、情欲の事を言っている訳でもない。

それは一切の物質的現象の総合的な呼び名である。

物資的現象は、見えるものと見えないものを含む。見えるものには、色彩、光などがあり、見えないものには、音、匂い、味、硬軟、軽重、冷暖等々がある。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(3-4につづく)

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<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>