「南伝仏教キホンのキ」(翻訳文)3-3
第二節 生命の構成
生命・・・、仏陀の教法の中において、非常に重要な課題となっている。
仏教は、生命の構成について分析し、生命の真相について認識し、生命の本質を研究するが、その最終的な目標は、生命の諸々の苦から解脱する為である。
1、色ーー物質なる身体(+または物質と身体)。
2、受ーー苦・楽の感受。
3、想ーー認識、記憶の作用。
4、行ーー意志または各種の心理作用。
5、識ーー識別、認知。
我々の、目、耳、鼻、口、躯体、四肢を備える身体を”色蘊”または”色法”と呼ぶ。色、ここでは、色彩の事を言っているのではないし、ましては色香、情欲の事を言っている訳でもない。
それは一切の物質的現象の総合的な呼び名である。
物資的現象は、見えるものと見えないものを含む。見えるものには、色彩、光などがあり、見えないものには、音、匂い、味、硬軟、軽重、冷暖等々がある。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(3-4につづく)
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<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>