南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「南伝仏教キホンのキ」(翻訳文)3-6

名色法は、我々が住んでいるこの世界の、すべての物質的現象と心理現象を含んでいるが、ある時には、特別に、心身の現象を指す事が有る。

五蘊は、また名色法とも言い、物質的な身体と、各種の心理現象を含むものである。

こうして、いわゆる生命が構成される。

名色があり、生命があれば、衆生は必ずこの一塊の名色を ”我(私)” とか ”私の” とかいって、執着するが、これを仏教では、”我見” ”我執”と言う。

この一塊の名色は、自他による執着の対象となるので、”五取蘊”ともいう。

一たび執着された五蘊がある時、聖者たちは、これは苦である、と言う。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(3-7につづく)

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<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>