「南伝仏教キホンのキ」(翻訳文)3-6
名色法は、我々が住んでいるこの世界の、すべての物質的現象と心理現象を含んでいるが、ある時には、特別に、心身の現象を指す事が有る。
五蘊は、また名色法とも言い、物質的な身体と、各種の心理現象を含むものである。
こうして、いわゆる生命が構成される。
名色があり、生命があれば、衆生は必ずこの一塊の名色を ”我(私)” とか ”私の” とかいって、執着するが、これを仏教では、”我見” ”我執”と言う。
この一塊の名色は、自他による執着の対象となるので、”五取蘊”ともいう。
一たび執着された五蘊がある時、聖者たちは、これは苦である、と言う。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(3-7につづく)
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<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>