南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「南伝仏教キホンのキ」(翻訳文)3-12

煩悩は、各種各様色々あるものの、それらは、大きく三つに分ける事ができる:

1、貪(lobha)ーー目標を貪愛する。各種の程度の異なる貪を含む。極めて強い貪欲、痴迷、渇求、極めて微細な(+何かへの)好み、追及、これらは皆、貪愛に属する。

2、瞋(dosa)ーー目標を嫌悪する。各種の程度の異なる反感を含む。極めて強いものは暴力的怒り、凶暴、残酷性、恨み、極めて微細な憂鬱、イライラ、これらは皆、瞋に属する。

3、痴(moha)ーー目標への曖昧性、盲目性、無知。

この三種類の煩悩は、すべての煩悩の根本であり、故に、三不善根、三不善因、三種類の業を造る縁、三火、三障などと言う。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(3-13につづく)

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<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>