煩悩は、各種各様色々あるものの、それらは、大きく三つに分ける事ができる:
1、貪(lobha)ーー目標を貪愛する。各種の程度の異なる貪を含む。極めて強い貪欲、痴迷、渇求、極めて微細な(+何かへの)好み、追及、これらは皆、貪愛に属する。
2、瞋(dosa)ーー目標を嫌悪する。各種の程度の異なる反感を含む。極めて強いものは暴力的怒り、凶暴、残酷性、恨み、極めて微細な憂鬱、イライラ、これらは皆、瞋に属する。
3、痴(moha)ーー目標への曖昧性、盲目性、無知。
この三種類の煩悩は、すべての煩悩の根本であり、故に、三不善根、三不善因、三種類の業を造る縁、三火、三障などと言う。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(3-13につづく)
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<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>