Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵のひとやすみ~徒然草、続き

徒然草第174段。

小鷹狩りに使っていた犬を大鷹狩りに使うと、犬は小鷹狩りに行きたがらなくなる。(鷹の)大きい方が面白いからと、吉田兼好は言う。

で、次に、続けて言う:

仏道修行ほど味わい深いものもなく、一たび道に志したものは、他の事に興味を失ってしまう、と。

そうなんですよね。

仏道修行。

本当に面白い。

これを知らない人は、修行に精進している人を「宗教に走る」とか、「ハマった」とか揶揄するけれど、仏道修行こそ真の人生の一大事、なのでありますよ。

中国語圏では、仏道修行は、<如来の家業>といい、その修行は、逆巻く河を遡るような厳しいものであるから、誰でもできるものではない、と言います。

いや、仏道修行は、本当に面白い。

昨日、人を赦したかと思ったら、今朝またイライラしている自分がいたりして・・・。

どんな戦いに勝つよりも、自分に勝つことが一番大事だ、と教えてくれた仏陀

死ぬ直前まで学びだ、学びだ、な~んて言いません、来世まで、来々世まで、学び・修行は延々と続く・・・本当の真理に出会って、あなたの顛倒夢想が解けるまで、はね。