南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

パオセヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)~4‐30

7-4 彼は正念をもって息を吸い、正念をもって息を吐く

「彼は正念をもって息を吸い、正念をもって息を吐く」とは、彼が呼吸する時、正念を捨てない事を言う。

正念は非常に重要である。

正念の意味は、(+所縁を)はっきりと覚えていて、忘れない事、である。

もし、あなたが、鼻孔の下端または人中を通過する呼吸をはっきりと覚えていて、持続的に忘れる事がないならば、正念はますます強くなる。

正念が強い時、定力は高まる。

定力が相当のレベルまで高まった時、あなたは禅相を見ることができる。

もし、あなたが禅相を安定的に見る事について、それを持続する事が出来るならば、あなたは初禅から第四禅までを、証悟することができる。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(4-31につづく)

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>