7-4 彼は正念をもって息を吸い、正念をもって息を吐く
「彼は正念をもって息を吸い、正念をもって息を吐く」とは、彼が呼吸する時、正念を捨てない事を言う。
正念は非常に重要である。
正念の意味は、(+所縁を)はっきりと覚えていて、忘れない事、である。
もし、あなたが、鼻孔の下端または人中を通過する呼吸をはっきりと覚えていて、持続的に忘れる事がないならば、正念はますます強くなる。
正念が強い時、定力は高まる。
定力が相当のレベルまで高まった時、あなたは禅相を見ることができる。
もし、あなたが禅相を安定的に見る事について、それを持続する事が出来るならば、あなたは初禅から第四禅までを、証悟することができる。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(4-31につづく)
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<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>