これらの善業または不善業が因と縁が熟する時に至ると、相応の果報が生じる。生命及び生命における異なる境遇は、とりもなおさず、これらの行為の結果である。
(+人は)一たび生命を擁したならば、生命に執着し;心身が色々な外境に接する毎に、また新たな煩悩を生じさせる。
こうして、煩悩、業と果報の三者は、お互いに因となり、果となり合って、一種の悪性循環を生じせしめる。
この種の連鎖を止め、連鎖を断つための努力をしないのであれば、輪廻の苦は尽きることがない。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(4-11につづく)
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<無憂比丘著「南伝仏教キホンのキ」中国語→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>