第一章 調教師
仏陀の時代に、ある一人の有名な馬の調教師がいて、名を凱希と言った。
ある日、彼は仏陀に言った。
彼が馬を調教する時、四種類の異なる調教の方式がある。
第一番目は、馬に(+教えたい内容を)ただ告げるだけで、その後、足を使って命令すると、馬は、聞き分けて、服従する。
二番目の馬は、鞭を持ち出して、見せなければならないが、使用するには、及ばない。
三番目の馬は、調教師は鞭を振り上げ、馬に(+無理やり)言うことを聞かせる。
しかし、この三種類の方法を用いてもなお、調教に失敗する馬がいて、完全に利用価値がなく、故に、馬は殺されてしまう。
彼は、仏陀はどのような意見を持っているか、聞いてみたい、と言った。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(1-2につづく)
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<ケーマ尼著「目の中の塵」中国語→日本語
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>