仏陀は言う:
「私は、私の弟子たちにも、同じ方法を使います。」
凱希は、非常に驚いて、尋ねた:
「あなた様は、沙門であり、仏陀であり、覚者であり、隠者であるのに、弟子があなた様の指導に従わないという理由で、彼らを殺してしまうのですか?」
仏陀は答えて言う:
「そうです。ある種の弟子たちは、一回言っただけで、すぐに理解して、非常に教え易い。しかし、ある種の弟子たちは、私は、厳しく教えねばならず、それでも聞かないならば、彼らは悪業を為していることになる。(+そんな彼らでも)常日頃よく教えを聞けば、彼らも最後には理解します。もう一つの、別の弟子たちは、規範を定めて、どのように行動するべきかを、非常に明快に説明してやって後、ようやく、徐々に学習を始める。しかし、最後の一種類の弟子は、前述の三種類の方法をもってしても、効果がない。こういう弟子の場合、私は、彼らを殺すのです。」
凱希は言う:
「私にはとても信じることができません。私はこれまで一度も、あなた様が人を殺すなどという事を聞いたことがありません。」
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(1-3につづく)
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<ケーマ尼著「目の中の塵」中国語→日本語
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>