世尊はなぜ、弟子たちに対して、「掌中の葉」ほどの、非常に少ない法しか、説明しないのか?
それは、「掌中の葉」の法は、利益があり、梵行の基礎と関連しており、厭離、離貪、滅尽、寂静、勝智(=優れた智慧)、正覚、涅槃に導くが故に・・・、仏陀のその志は、「掌中の葉」として結実し、弟子に向かって、説法されることになったのである。
これが、本書の縁起である。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(1-3につづく)
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<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語→日本語
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>