Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

是誰庵のひとやすみ~春節の風

昨日1月28日は陰暦の正月(いわゆる旧正月)、

春節の始まりでした。

その春節の日に、タイから電話がありました

「サヤレー!春節おめでとう!」

アーチャン・チャーの森林寺院にいる兄弟子

からです。

そして、彼は言います「サヤレー、最近、タイ人も緬甸(=ミャンマー)のパオの瞑想が良いことが分かって、皆、緬甸に留学しているよ」

私「そうなんですよ。パオ・メソッドは王道です。」

比丘「でも難しい・・・」

私「パオ・メソッドは、自分がいまどこのレベルにいて、これからどういう風にするべきか、終点はどこにあるのか、ということが非常に明確に分かる<地図>なのです。(過去世の)ハラミツによっては、難しく感じる人もいるかと思いますが、修行が進んでいる人と自分を、比べる必要はないのです。自分が二合目にいると知ったら、そこからコツコツやる、人生それしかないでしょう?」「nimittaが見えないからと言って修行をやめて、では、どこへ行くというのでしょうか?病気を治すのに注射が必要な時、勇気を出して注射を受け入れなければなりません。逃げていてはだめなのです(注)」

比丘「サヤレーは若いときから、一つもぶれないなぁ」

私「法が分かった人間は、ぶれようがない」

比丘「そう、その通り」

世に瞑想方法は色々あって、どれを選ぶかは自由で、他人がとやかく言う必要はありませんが、瞑想大国タイも、パオ・メソッドに注目し始めていることを、お知らせいたします。

(注)パオ・メソッド実践者の、最初の目標である

<nimitta・禅相>が見えても見えなくても、心を浄化する為の安般念(アーナパーナサティ)は続けなければならない、と言う意味