Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)~5-7

8-4 微息

彼は以下のように訓練する:

『私は(息の)身行を静めて息を吸う。』

彼は以下のように訓練する:

『私は(息の)身行を静めて息を吐く。』

上記の事を実践する為には、あなたは息を静めようと、決意しなければならない。

そして、その後に、同一地点において、毎回の呼吸の、最初から最後までの息に、専注するのである。

あなたは、わざわざその他の、何らかの方法を使って、息を静めるようなことをしてはならない。というのも、そういう風にすると、定力が減退するからである。

《清浄道論》には、四種類の、息を静める要素が書かれているが、それはすなわち:

思惟(ābhoga)、専念(samannāhāra)、

作意(manasikāra)と観察(vimaṁsā)である。

では、以下に述べる《清浄道論》の解説に、耳を傾けて頂きたい。

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(5-8につづく)

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>