パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」(翻訳文)~5-32
精進の作用は、これらの相応する名法を安定させることである。
精進は、それらが、己自身の任務を遂行し、また、(+安般念などが)中断してしまわないようにし、それと相応する、心とその他の心所を強化し、また支援する。
たとえば、もし、ある人が止禅(たとえば、安般念)を通して、煩悩を鎮伏しおうと思い、かつ、それをどのように育成すればよいのかを知っているとする。この事は、止禅に関する精進と気力・根気の縁と関係がある。
もし、ある人の目標が、如実に究極法を知ることであるならば、観禅を育成するための精進の縁と関係がある。この種の精進は、相応する心と同時に生起する;当該の心は、正念をもって、究極名法または色法を知る(+ことができる)。
正精進は、その因と縁によって生起し、精進に尽力している私、は存在しない。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(5-33につづく)
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<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>