ある日の夜、ベッドの中で、このような事がありました。
私の住む町には温泉施設があり、水中運動ができます。
水中運動一回行く毎にポイントが付き、それを一万点ためて市役所に提出すると、抽選で一万円が当たります。
年会費が1.6万円なので、一万円が戻るのは、結構嬉しいです。
それでベッドに入って寝ようとしていると「ああ、年度末、そろそろ市役所で抽選が始まったかも」「あたるといいな」と思いました。
そしてフト身体を見る(観る)と、身体が固く硬直しているのです。心が欲の皮で突っ張ると、身体も突っ張るんですね、心身相関とはよく言ったものです。
身体が硬直しているのは良くないですね。
血流がとどこおって、どこかに異変が生じます。私はすぐに「一万円は、賞金を受け取るのに相応しい人に、届けられますように」とお祈りしました。一万円当たるのは私でも、他人でも、誰でもいい、と思ったのです。
そうすると、身体の緊張がフワっと解けて、すぐに眠りにつきました。
人を呪わば穴二つ。私は他人を呪った訳ではありませんが、他人を押しのけて、一番おいしいところを取ろうとしたので、まぁ、似たようなものなのでしょう。
<皆が幸せであるように>という祈りは、結局は自分にも幸せを齎すのだなぁ、と実感した夜でした。