Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

☆「掌中の葉」(翻訳文)1-22

◆結論:

(一)定を修習する時、我々は、定の特徴である「不散乱」、定の作用である「散乱の除去」、定の顕現状態である「不動揺」を、育成してはならない。

上記は、ただ、定の修習における結果に過ぎないのだから。

(二)定を修習する時、我々は、定の近因(=直接原因)、すなわち、楽しさを育成しなければならない。

 

正因と邪因

不適当な要素を育成する人、彼の行道は、艱難であり、到達は遅い(苦行の道は、進むのが遅い)。

適切な要素を育成する人、彼の行道は容易であり、到達は速い(楽行の道は、進むのが速い)。《清浄道論・第三品》

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(1-23につづく)

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>