6、身正直性・心正直性
(kyujjukat、cittujjukat)
身正直性:心所が正直(=まっすぐ)で、嘘がない事。
心正直性:心が正直で、嘘がない事。
正直性の障礙:(修行の目標に対して)冷淡である事。
障礙が発生する原因:あなたの心がますます静かで、平和になるとき、あなたは、過度に中捨になり、定の修行の目標を体験することを忘れるか、または軽視するようになるが故に。
矯正の方法:定の修習の目標を、真心をこめて、体験し、感受する事。
あなたの心をして、真心を込めて、目標に対応するようにせしめる。
このようにすれば、身正直性と心正直性は生じることができる。
◆結論:
(一)正行における二項の原則:
1、如実:1%は1%、2%は2%。
2、自在:自在(心に求めることがない)に、修行の目標を体験する。
(二)定力を更に高めたいと希望するならば、六つの事柄を克服する事:
1、焦る事。
2、緊張する事。
3、掴む事(定の修習の目標を固く握りしめる事)。
4、「(+己は)定の修行者である」という粗雑な覚知を保持することを意図すること。
5、執着が習慣化している事(本来的に認識してきた粗雑な空間+に執着する事)。
6、(定の修習における目標に)冷淡な事。
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。(2-18につづく)
Idaṃ me puññaṃ nibbānassa paccayo hotu。
★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。
ご協力、よろしくお願いいたします。
<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>