南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

☆「掌中の葉」(翻訳文)2-28

     <Idaṃ me puññaṃ nibbānassa paccayo hotu>

【瞑想を終了する方法】

あなたが、心を呼び戻し、かつ、全身の粗さを、一定時間感受した後、内心において、己自身に、以下のように呼びかける:

「願わくば、私が発散した一切のエネルギーが、すべて、我が心内に戻ってきますように。」

このように想った後、心を静かに心輪(=胸のチャクラ)一帯に留めて置く。

その時、どのような感じがしても、そこにおいて、自在にそれを体験する事。

その後に、あなたは、上方、下方、前方、後方、左側、右側などの、すべてのよいエネルギーが、心内に戻ってくるように、祈願する。

毎回祈願する毎に、心はただ、心輪において保持し、何事も、静かに体験するようにする。

このようにエネルギーを回収した後、あなたは、エネルギーが、全身に均等に分布されるようにする。

あなたは、下記の内の、一種類の方法を選択して、当該の効果に到達するようにすると良い。

(一)心を全体的にスキャンする。頭から足の先まで、何度か重複して行い、その後に、静かに(+心を)心輪に保持する。

(二)心をして、「頭髪、体毛、爪、歯、皮膚」という、この五種類の身体部分を逐一、重複して、約 15 回ほど、感受するようにする。

その後に、頭から足までの全身をスキャンする。上記五種類は、10種類まで増やしてもよい。

すなわち、頭髪、体毛、爪、歯、皮膚、筋肉、筋・腱、方法、骨、骨髄、腎である。何度か重複して行う。

このように実践した後、最後に心をして、静かに心輪に保持せしめる。(2-29につづく)

     <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>