南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

パオ・セヤドー講述「顕正法蔵」(翻訳文)5-69

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

(二)彼は以下のような、二種類の方法を通して、「物に執着しない態度」を策励する:

(甲)このような(+考えを)通して、(+己を)所有しない者として、思惟する:

「この袈裟は退色する、古くなる、雑巾に変る、最後には、誰かに棒でつまんで捨てられるものになる。もし、それに主人がいるならば、このような悲しい末路になることはない。」

(乙)このような(+考えを)通して、短い・はかなさを思惟する:

「これは長く存在することができない、ただ短い時間存在するだけである。」

上述の袈裟と同じく、この二種類の思惟方法は、鉢やその他の物に応用することができる。

(5-70につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ

★誤字脱字を発見された方は、<菩提樹文庫>まで。

ご協力、よろしくお願いいたします。

<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>