<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(二)彼は以下のような、二種類の方法を通して、「物に執着しない態度」を策励する:
(甲)このような(+考えを)通して、(+己を)所有しない者として、思惟する:
「この袈裟は退色する、古くなる、雑巾に変る、最後には、誰かに棒でつまんで捨てられるものになる。もし、それに主人がいるならば、このような悲しい末路になることはない。」
(乙)このような(+考えを)通して、短い・はかなさを思惟する:
「これは長く存在することができない、ただ短い時間存在するだけである。」
上述の袈裟と同じく、この二種類の思惟方法は、鉢やその他の物に応用することができる。
(5-70につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。
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<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>