<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
8-6-10 定育成の決意
「定育成の決意」とは、定の境地を育成すると決意することである。
その意味内容とは:
定を重視し、定に傾向する事である。
(+座禅・瞑想における)一回毎の姿勢の内に、禅相に専注する、ということはすなわち、一種の意志力である。
あなたにこのような意志の力があり、意志の力を擁するあなたが、禅の修行をするならば、あなたは成功することができる。
もし、あなたが不断に継続して修行するならば、久しからずして、あなたの心は、完全に禅相の中に沈み込むことができる。
これが安止(+定)で、またはジャーナとも言う。
最初の何度かの安止(+定)は、長らく持続することができないとしても、あなたそれを放棄してはならない。あなたは不断に修行しなければならない。
もしも、あなたが強くて力のある正知と正念でもって修行に精進するならば、あなたの禅相に専注する定力は、非常に早くに、一定の時間持続できるようになるものである。
これが、10種類の、如何にして、安止(+定)を育成するのかという、善くて巧みな(+方法であり)、また如何にして五根と七覚支をバランスするのか(+という説明である)。
(5-74につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>
まで。ご協力、よろしくお願いいたします。
<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>