<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
8-7 定に住することを重視すべき
では、引き続き、安般念についての解説を続ける。
あなたが、安般念似相の初禅に専注することに到達し始めた時、あなたは常に入定し、不断に、定に住する時間を延ばすようにするべきであって、その禅支を省察してはならない。
というのも、常に禅支の省察をすると、初禅の禅支は成熟することがなく、かつ軟弱なままになり、そのため、それらは更に高度な成就に繋がる因・縁になることができず、あなたの定力もまた、減退してしまう。
あなたが、いまだしっかりと初禅を掌握していない状況のまま、よく熟知していない高レベルのジャーナの修習に打ち込むと、あなたは初禅を失うだけでなく、第二禅に到達することもできない。故に、世尊は言う:
(5-75につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>
まで。ご協力、よろしくお願いいたします。
<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>