<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
【引証三】:転輪王が享受する快楽(=楽しさ)--
《長部第26経・転輪王獅吼経》
転輪王は七宝を擁している。
すなわち;輪宝、象宝、馬宝、摩尼宝、王女宝、侍従宝、参謀宝である。
またその上に、1000人の英雄無比なる息子たちがいる。
故に、彼は権力、富、感官の享受などの、一切の塵俗における快楽の方面において、頂点に到達している。
転輪王は智慧を具有し、いつ当該の善を行えばよいか、いつ、引退すればよいか、如何に国家を統治するべきか、如何に修身し、性を養うべきかなど等を知っている。
転輪王は定力があり、彼は静室に入った後、自在に、慈・悲・喜・捨の四無量定に入ることができる。
しかし、彼が、このようであっても、転輪王の快楽は依然として、初果聖者の16分の1にも及ばない。
証悟の快楽(=楽しみ)の、如何に殊勝であることよ!
◆結論:
中道正見とは、すなわち、(+ものごとの)一体の内の、二面性における真理である:
苦を知り、苦を終わらせる。または、苦を離れて楽を得る。この二者において、一方を欠けることはできない。
(3-25につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>まで。
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<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>