<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
(二)十分な時間をとって、あなたと対話・討論をして、あなたに自分自身を、十分に表明させる
あなたは教師と、率直な気持ちで交流しなければならない。何か問題を投げかけられた時には、正直に自分の見解を述べるべきであって、教師が知りたがっている答えを、答えてはならないし、また、本で読んだ知識・事柄を答えてもならない。
このようにして初めて、教師はあなたを、正確に理解することが出来るし、その上で、あなたを支援することが出来るようになるのである。
もし、一人の良き教師に出会えたならば、あなたは率直な態度を保つべきであり、我慢心(=我ありという心)に束縛されてはならない。
このようにして初めて、教師は、あなたの病気(=人生の問題)に対して、適切な処方箋を書くことができる。
教師があなたの性行を判別した後、彼はあなたの長所と短所を知る事となり、そのことから、(+教師は)あなた個人の(+修行の)進捗に関する青写真を描くことができる。
この青写真には、あなたの禅の修行の進度と、適切な住まい(+への提言)と、禅の修行に関する業処が含まれる。
◆結論:
三種類の道筋を通して、教師は学生の性行を判別することができる。
(一)たとえば、歩く、立つ、座る、眠る、仕事、食事、見る時などの外観から。
(二)他心通。
(三)教師との十分な交流と話し合い。
(4-14につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>
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<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>