<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
住まい
ある種の性行をもつ修行者にとって、どのような住まいが、適切であろうか?
多くの修行者は、修行する為の住まいは、簡素で素朴なものが良いという認識を持ってはいるが、しかし、《清浄道論》の記載によると、異なる性行の人には、異なる住まいが相応しい、という事である。
(一)瞋/信/痴行者
快適で、一目見て、喜悦を生じるような住まいが、適切である。
1、余りに高い所、余りに低い所は、不適切である。
2、設備は良好である事。
3、梵宮のように、各種の色彩で、彩られている住まい。
4、清潔で、喜ばしい感じのする家具を、配置する。
5、香りのよい花や線香を、至る所に飾る。
6、昆虫、南京虫および蛇、ネズミのいない所。
7、食事の給仕をする者は、美しく可愛く、清潔で(+香水などによって)よい香りがすること。
8、食べ物は色、香り、味共に良く、栄養があって、人を喜ばせるもの。
《清浄道論・第三章・第98、99、100段》
異なる部分:痴行者の住まいは、四方に面し、障礙がなく、開けている所がよい。
(4-15につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>
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<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>