南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

☆「掌中の葉」(翻訳文)4-14

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

住まい

ある種の性行をもつ修行者にとって、どのような住まいが、適切であろうか?

多くの修行者は、修行する為の住まいは、簡素で素朴なものが良いという認識を持ってはいるが、しかし、《清浄道論》の記載によると、異なる性行の人には、異なる住まいが相応しい、という事である。

(一)瞋/信/痴行者

快適で、一目見て、喜悦を生じるような住まいが、適切である。

1、余りに高い所、余りに低い所は、不適切である。

2、設備は良好である事。

3、梵宮のように、各種の色彩で、彩られている住まい。

4、清潔で、喜ばしい感じのする家具を、配置する。

5、香りのよい花や線香を、至る所に飾る。

6、昆虫、南京虫および蛇、ネズミのいない所。

7、食事の給仕をする者は、美しく可愛く、清潔で(+香水などによって)よい香りがすること。

8、食べ物は色、香り、味共に良く、栄養があって、人を喜ばせるもの。

《清浄道論・第三章・第98、99、100段》

異なる部分:痴行者の住まいは、四方に面し、障礙がなく、開けている所がよい。

(4-15につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>

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<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>