Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

☆「掌中の葉」(翻訳文)5-6

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

五蓋

ある種の人間についていえば、行道は艱難である。というのも、彼らは、五蓋などの、敵対的な状況の、頑強な対抗を受けるが故に。

《清浄道論・第三章・第15段》

五蓋(五種類の障礙)とジャーナは、互いに対立するものである。

もし、己自身の内心の五蓋が、いまだ除去できていないのであれば、障礙が生じて、心を浄化することはできないし、そのために、近行定と安止定に入ることができないし、徹底的に実相を見ることもできない。

五蓋とは、すなわち:

1、貪欲

2、瞋恚と恨み

3、昏沈と眠気

4、掉挙と後悔

5、懐疑

多くの修行者は、粗くて明らかな五蓋を覚知することができる。己自身の体験を通して、彼らは、五蓋を降伏してのち初めて、軽々と、自然に専注する事ができるようになることを理解する。

しかしながら、古参の修行者に関して言えば、この問題は、もう少し複雑な様相を呈している。

どのように複雑であるのか?

(5-7につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は

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<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>