<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
3、適量の飲食
過剰に飲食すると、貪欲が生起し易い:
適切な量の飲食は、この問題を回避できる。
4、善知識と親しむ
いわゆる「善知識」とは、智慧があり、善くて巧みな(+指導をすることのできる)指導者・先輩と、友人の事である。
常々、善知識と交流することは、プラス面の陶冶を受けることが出来、己のマイナスの性格を、取り除くことができる。
貪欲・煩悩が強くて、解決できない時、善知識に教えを乞い、切磋すれば、往々にして、適切な解決方法を得ることができる。
もし、貪欲蓋が、修行中に生起したならば、善知識の徳行と教えを思い出すだけで、貪欲を滅し除くことができる事もある。
5、貪欲を滅し除く助けになる適切な言論
言語は、人の思想と行為に対して、重大な影響を及ぼす。常に、友人と貪欲を消滅させる助けになる適切な話題を話し合う事・・・たとえば、不浄観を修行する方法とその利益などは、心をして、貪欲蓋を滅し除く方へ傾けさせることができる。
もし、貪欲が修行中に生起したならば、貪欲を滅する言論を思い出すだけで、貪欲を滅し除くことができる事もある。
◆結論:
貪欲蓋の対応法:
1、不浄観
2、六根門の守護
3、適切な量の飲食
4、善知識に親しむ
5、貪欲を滅し除く助けになる適切な言論。
(5-15につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は
<菩提樹文庫>まで。ご協力、よろしくお願いいたします。
<「掌中の葉」(シッダッタ学院)中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>