<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
仏陀が成立させた比丘尼サンガは、1000年の長きにわたって栄えたが、しかし、最終的には、戦乱と飢餓などが原因で、伝統が断たれてしまった。仏陀が改めて比丘尼サンガを再建する方策を残していなかったために、現代の上座部仏教の地域では、女性の出家者は、すべて 8戒を守るか、または 10戒を守る者である。
タイでは、女性の出家者は、通常皆、8戒尼であり、メーチと呼ばれる。
比丘と同じく、メーチも剃髪し、一般の在家者よりも厳しい、厳格な戒を守り、在家と区別をつけるために、純白の衣を着用する。
メーチの行い、着衣と生計に関して、みな厳格な規範がある。
彼女たちは、雇われ人にならないし、給金の出る仕事につかないし、売買の仕事に従事しない。
彼女たちは教育を受けて、厳粛な姿と威儀を保ち、そのことによって、衆生が真実、誠心誠意仏法を修習することを発心するよう、激励するのである。
(2-5につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は
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<原題「美琪喬ーー一位阿羅漢尼修道証果之道」Dhammavamsa Publication
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>