<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
一切的意識領域、一切的衆生、
(すべての意識的領域、すべての衆生は)
都源自于心。
(みな、その心を源としている。)
所以、你最好全神専注自己的心、
(故に、全身全霊をかけて、己の心を専注せよ。)
你会在這里発現整個宇宙。
(そうすれば、あなたは、そこにおいて、宇宙全体を発見するであろう。)
山中の亡霊
皐山寺は、アチャン・カンパンの指導の下、徐々に発展して、道風蓬勃とした道場となり、出家の男女二衆は、皆、禅の修行に専心した。
アチャン・カンパンは、かつて、アチャン・サオの膝下で何年も参学しており、故に宗風は、この尊敬すべき仏教指導者の風格と一致した。
寺院内に住む者は、和合の精神を重んじ、お互いに尊重し合って、共に暮らした。
毎朝、僧たちが粛々と徒歩で村に入り、托鉢する光景は、人々に、油然として、敬慕の念を抱かせた。
メーチたちは、寺院に残り、露天の厨房に集まって、煮炊きをし、僧たちが托鉢から戻った時に、少しばかりの白飯とおかずを、補充した。
村人が、寺院の入り口にベンチを置いたので、僧たちが戻ってきた時、メーチたちは、ここに立って、準備しておいた食べ物を、彼らの鉢の中に入れた。
寺院に戻って、分配するべき物品を分配した後、僧たちは、大殿に集まって、安居の年数の多寡に従って、順序良く座り、経を読んで祝福した後、黙々と朝食を摂った。
メーチ達は、読経による祝福を受けた後、自分たちの住まいに戻り、同じように、出家の年数の多寡によって、座席を決めて、黙々と食事をした。
食事が済むと、男性たちは、各自、鉢を洗い、ふきんで拭いて乾かし、鉢カバーをかけて、並べて収納した。
女性たちは、茶碗や鍋を洗い、厨房の片づけと掃除をした。
朝の作務が終わると、ここで寝泊まりしている修行者達は、各自、辺鄙な場所にある小さな茅葺小屋に戻り、経行~歩く瞑想か、または坐禅をした。
彼らは、午後四時ごろまで森の中にいて、その後寺院に戻り、午後の作務に取り掛かった:
まずは地面を箒で掃き、その後に、皆で付近の池まで行って水を汲み、それぞれの水がめを一杯にした:
飲むためのもの;
足を洗うためのもの;
鉢と鍋などを洗うためのもの、など等であった。
作務が済むと、シャワーを浴び、引き続き、禅の修行をした。
もし、その夜に会議がないならば、深夜まで修行して、その後に、ようやく眠った。
アチャン・カンパンは、通常、一週に一度、常住の者を集めて集会を開いたが、それは、斎戒の日の夕方に催された。
皆は、まず一緒に読経し、偈頌を念誦して、三宝を讃嘆した。
夜の勤行が終わると、アチャン・カンパンが禅の修行に関する注意点を述べ、皆が弁道に努力するよう、激励した。
法話が終わると、弟子たちの質問や問題に答え、どのようにして修行を継続するのか、指導した。
他の日に、もし何か急用があった場合、適当な時間に彼に会って、相談する事もできた。
修行の上において、アチャン・カンパンは、深く弟子たちに敬われ、尊敬された。
彼は紳士的で礼儀正しく、人に対して正直で誠実であり、事に当たっては、慎重かつ堅実であった。
(4-32につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「美琪喬ーー一位阿羅漢尼修道証果之道」 Dhammavamsa Publication
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>
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