南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「メーチ・ケーウの物語」(翻訳文)4-49

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

卉晒女性道場は、メーチの理想的な修道生活のモデルを作り出し、解脱を追求する大勢の女性たちが、門を叩いた:

この道場の出家の女性たちは、世俗社会を捨て、夫や子や親族と別れ、一切の男女関係を断つことを誓願した。

彼女たちは剃髪し、白い三衣を着て、外見を変えて、出家者の相を表した。

彼女たちは沙門の生活に打ち込み、通常の一般社会の方式による、生活経営を止め、ただ幾つかの生活用具を保持し、他人の布施に頼って、命を繋いだ。

メーチの修行を支える根本は、清浄で荘厳なる戒を基礎とし、それを出家生活と修道の、規範とした。

修行の項目すなわち道品は、戒によって支えられている為、仏教の出家者は、非常に持戒を、重視した。

戒の真正なる価値は、衆生を流転生死させる業の束縛を切断する事で、持戒は、仏法の修行に基礎を与え、苦果を呼ぶことになる悪業を為さず、心身の清浄を護持し、煩悩から解脱する道筋を示した。

戒は同時に、出家者の品格を、清浄で欠点のないものとし、サンガの資質を高め、在家の模範とる事を保証した。

卉晒女性道場では、メーチは、厳格に、基本の 8戒を守った:

不殺生;不偸盗;不淫;不妄語綺語、悪口、両舌;不飲酒;不非時食;不娯楽、装飾品を身につけず、化粧をしない;高くて広い、華美なベッドに寝ない、であった。

この八項の簡単な戒は、執着を離れる事、智慧、出世間と節制の生活方式を重視したものである事を、はっきりと謳ったものであった。

(4-50につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<原題「美琪喬ーー一位阿羅漢尼修道証果之道」 Dhammavamsa Publication 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>