<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
真理を追究したいという欲望は、彼女をして、輪廻の中の、最も高等な、最も深いレベルの生命を、観察せしめた。
長期的な観察を通して、彼女は、各種の天界の衆生を見、彼らがお互いに交流する方式、習慣、風俗と信仰を、理解した。
彼女は心神ーー精神を集中し、天眼を利用して、心霊の領域を探索し、どれかの智慧または霊感が、彼女が仏法の真諦を領悟するのを、助けてくれるのではないかと思い、それらを探し求めた。
もう一度再び、彼女は、己の心識を外界に関わらせるという、その習性の内に、戻って行った。
メーチ・ケーウが必死に努力しているその時、彼女は、アチャン・マンの近しい弟子が、まさに仏法の証悟における、最後の段階に入っている事を知らなかったし、また、彼ら二人は、修道の因縁によって、もうすぐに出会うのだという事も、知らなかった。
アチャン・マンの葬礼に出席した後、アチャン・マハブーワは、磐山に行った。
山の中をあちらこちら歩き回った後、彼はダンマチェディ寺院に来た。
ここはアチャン・コンマの僧院で、何年か前、メーチ・ケーウが、己の執拗な性格が災いして、ここで非常な苦労をした、その場所であった。
(5-4につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「美琪喬ーー一位阿羅漢尼修道証果之道」 Dhammavamsa Publication
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>