南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「身念処」1-7

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

仏法が、前三法(心王ーー心所ーー色法)を立てる目的は、「あなた」は実際には、多くの部分(迅速に生・滅する心と、迅速に生・滅する色身)によって、構成されている事を、証明する為である。

というのも、どの一部分をとっても「あなた」である所は一つもなく、それらが共同で構成されている所のものも「あなた」ではなく、仏法の中で、この種の色・心の二つの法を、いくつかの異なる小さな部分に分析した科学を、アビダンマ(=アビダルマとも)と謂う;

この種の科学は、我々に、更に容易に、いわゆる「我々」は、男でもなく、女でもなく、その上、無我である事など等を、はっきりと教えてくれる。

(1-8につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>