「身念処」1-7
<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
仏法が、前三法(心王ーー心所ーー色法)を立てる目的は、「あなた」は実際には、多くの部分(迅速に生・滅する心と、迅速に生・滅する色身)によって、構成されている事を、証明する為である。
というのも、どの一部分をとっても「あなた」である所は一つもなく、それらが共同で構成されている所のものも「あなた」ではなく、仏法の中で、この種の色・心の二つの法を、いくつかの異なる小さな部分に分析した科学を、アビダンマ(=アビダルマとも)と謂う;
この種の科学は、我々に、更に容易に、いわゆる「我々」は、男でもなく、女でもなく、その上、無我である事など等を、はっきりと教えてくれる。
(1-8につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>