南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

パオ・セヤドー弘法記念「顕正法蔵」5-108

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

あなたが相を観察する事を通して、再度、これらの方式を掌握したなら、あなたは成功里に、安止に到達する事ができるが、しかし、それを永く維持する事ができない。

それは、(+心が)禅定を障礙する所の諸蓋の中から、清らかに出て来て初めて、長い時間、維持する事ができるようになるのである。

あなたが、欲々の危険を省察しておらず、また、完全に欲々を鎮伏しておらず、先に、名と身を完全に静めて、身体の動揺(すなわち、瞋恚、恨み)を平静にしておらず、いまだ、界に致力して、完全に昏沈と睡眠を取り去っていないのであれば、また、心中の、定の障礙になる所の、その他の諸々の蓋または不善法を清らかにしていないのであれば、あなたは、非常に早く、再び、当該のジャーナから出て来るに違いない。

それは、ちょうど汚い蜂の巣に入った蜜蜂のように、または、乱れた公園に行った国王のように。

(5-109につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<パオ・セヤドー「顕正法蔵」2008年中国語版→日本語訳出

翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>