<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
五蘊または心・身は、苦(苦諦)である。(「sacca」とは「真諦」の意。故に「dukkha-sacca」は苦諦ーー第一聖諦である)。
五蘊は真正なる苦諦で、苦因の果であるが、苦の因は渇愛で、それは第二聖諦の如くに、集聖諦の述べる所である。
心・身の真正なる創造者は煩悩であり、煩悩とは渇愛であり、または修行者にとっては、煩悩とは、すなわち、貪・瞋・痴である。
煩悩が無ければ、心・身は創造され得ない。
心身(五蘊)とはすなわち、我々が一般的に以下のように認めている事柄である;
男、女、またはこの人、あの人、または、この国籍の人、あの国籍の人などなど。
この因(煩悩)と果(五蘊)は、すべて三つの特徴ーー無常・苦・無我ーーを備えている。
この事は自然法則であり、いかなる有情も、例外ではあり得ない。
(1-12につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著
中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>