Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

「身念処」1-13

    <Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

これが、真正なる仏法である。

シッダッタ王子は、己自身の努力によって、この智慧ーーすなわち、四聖諦を発見した。

誰もそれを、彼に教える者はいなかった為、彼は「大阿羅漢ーー無上正等正覚」(「悟不由他的覚者」とも)と称される。

2)仏陀の教え

これは仏法の二番目の定義の方式である。

仏陀の教えは、個人の根機の異同により、三種類の異なる利益を、生じせしめる:

a)現世において功徳があり、利益がある。

b)来世において功徳があり、利益がある。

c)究極的な善法の利益、または涅槃とも言い、苦を滅することができる。

(1-14につづく)

    <Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。ご協力、よろしくお願いいたします。

<原題「身念処」Vipassana Bhavana 第二版 アチャン・ネン著

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>