南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

是誰庵のひとやすみ~マハーカルナー法友会・活動無期限中止について

先日、自宅(庵)で、インターネットを見ていると、南伝仏教の出家比丘であるマハーカルナー禅師を支える為に設立された<マハーカルナー法友会>の活動が、(11月2日をもって)無期限停止となりました、との告知が、WEB上にありました。

私は去年の12月に、<パオ日本道場設立とパオ・メソッド普及の為緬甸(ミャンマー)より帰国>と謳って、宗教活動を開始したマハーカルナー禅師が、なぜ、その旗を降ろし、あらたに己を代表者とする<マハーカルナー法友会>を立ち上げたのか、その理由を説明、公開して頂きたいと、私のブログ(注1)で要請しましたが、そのお答えを頂けないまま一年、今回、法友会は解散する事になったようです。

理由は、禅師の重大な戒律違反、パーリ語でパーラージカ。

寡聞にして、緬甸では聞いた事はありませんが、タイで、パーラージカを犯して、サンガを永久追放になった比丘はいます(日本の雑誌にも載ったので、記憶にある方もおありかと)。

中国では、テーラワーダが普及しているタイ族自治州で、似たような事件が起こりました(マンティン事件)。

過日、私は自分のブログで、<仏教徒は自立・自律して、凛々と生きましょう>と書きました。

己の師は己自身。

教科書は、己の心。

師を外に求めずとも、それで十分です。

<・・・良い指導者がいないと嘆くより、あなた自身が良い指導者となりなさい>

追記:(注1)<是誰庵ブログ~2016年12月20日/パオ森林僧院日本道場の説明責任>ご参照の事。

(パオ森林寺院・ヤンゴン分院所属/出家尼僧 

Pañña-adhika Sayalay/是誰庵・庵主)